ボトックスの単位に目安はあるの?失敗しないポイントも解説
ボトックス注射の量はccではなく単位として表されます。
ボトックスは多くの量を注入したからといって理想の効果が得られるわけではありません。
適切な単位を注入する必要があります。
ここではボトックス注射の単位の目安について解説します。
ボトックス注射の目安は?
ボトックス注射をどれくらいの単位で打つかという目安は、どこに打つかによって異なります。
また、クリニック、注射で用いる製剤の種類によっても目安となる単位は異なります。
例えば、国内で広く利用されているアラガン社は、1ccあたり40単位が目安です。
- ボトックス注射は部位別で単位の目安が異なる
- 部位ごとのボトックス注射の単位の目安は次のとおりです。
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部位 目安 額 4~12単位 眉間 10~20単位 鼻根 4〜8単位 目頭 2〜4単位 目尻 6〜16単位 口角 4〜6単位 ガミースマイル 4〜8単位 咬筋 20〜60単位 クリニックによっては単位で料金が異なるケースがあります。
そのため、自分が施術を希望している部位がどれくらいの単位が必要なのかを把握しておきましょう。
- ボトックス注射は施術後の調整も大切
- ボトックス注射の単位は部位や製剤の種類によって異なります。
ボトックス注射の単位に目安はありますが、最初の施術では効きすぎを避けるためにも少し控えめに注入します。
その後、経過を観察して効き具合によって調整していきます。
ボトックス注射が適切に作用しているかどうかは、施術してすぐ分かるわけではありません。
施術から1週間ほどしたら効果が分かるため、クリニックを訪れて状態を確認してみましょう。
ボトックス注射は単位ではなく種類も把握しておく
ボトックス注射は単位だけではなく、製剤の種類についても把握しておきましょう。
ボトックス注射の製剤として大きく以下が挙げられます。
・ボトックスビスタ
・ニューロノックス
・ボツラックス
・ボコーチュア
- ボトックスビスタ
- ボトックスビスタはアラガン社の製剤です。 A型ボツリヌス菌毒素製剤を使用します。 厚生労働省から認可を受けていて、次のようにさまざまな部位に使用できます。
・眉間
・目尻
・おでこ
・エラ
・鼻のしわ
・上唇のしわ
また、多汗症やガミースマイルの改善時にも用いられます。
ボトックスビスタは厚生労働省から認可受けている唯一のボトックス注射であるため、安心して使用可能です。
しかし、稀に次のような副作用が発生する可能性があります。
・赤み
・はれ
・頭痛
- ニューロノックス
- ニューロノックスは韓国の企業であるメディトックス社による製剤です。
ニューロノックスはエラやふくはらぎの痩身に用いられることがあります。
ニューロノックスは稀に次のような副作用が発生する恐れがあります。
・頭痛
・眼瞼下垂
・注射の際の痛み
- ボツラックス
- ボツラックスもニューロノックスと同じく、韓国の企業による製剤です。
ボツラックスはボトックスビスタのジェネリックであるため、施術の費用を抑えられるという特徴があります。
ボツラックスは次のような副作用に注意が必要です。
・腫れ
・痛み
・倦怠感
- ボコーチュア
- ボコーチュアはドイツ発の製剤です。
ボコーチュアは他の製剤よりも抗体ができにくいため、長期使用しても効き目が変わらないのが特徴です。
ボトックス注射とは、複合タンパク質の多さが原因で効果の持続期間が短くなるとされている点で異なります。
一方でボコーチュアには次のような副作用が発生する可能性があります。
・内出血
・軽い腫れ
・軽い疼痛
ボトックス注射を失敗しないための5つのポイント
ボトックス注射で失敗しないためには、次のようなポイントを把握しておきましょう。
・一時的に表情が不自然になる
・左右差が発生する可能性がある
・まぶたが開きづらい恐れがある
・副作用が発生する可能性がある
・目や眉尻が吊り下がる症状が起こる可能性がある
上記はボトックス注射で稀に現れる状態です。
なかにはボトックス注射の単位が多いことで引き起こされるものもあります。
そのため、医師の経験や施術前のカウンセリングの有無などをクリニック選びのポイントとして押さえておきましょう。
- 一時的に表情が不自然になる
- ボトックス注射を打つと一時的に表情が不自然になってしまうことがあります。
例えば笑いづらくなった、顔がひきつるといった状態になるケースが考えられます。
このように、一時的に表情が不自然になってしまうのは製剤の単位が多すぎた、注射する箇所がずれてしまったなどが原因です。
リスクを避けるためには、施術前に入念なカウンセリングを実施する、経験が豊富な医師に施術してもらうのがおすすめです。
- 注入量によっては左右差が発生する可能性がある
- ボトックスの注入量が過剰だったり、左右の注入する深さや注入ポイントに微妙な差があると左右差が出てしまいます。
そのため、施術前のカウンセリングでどちらにどれだけ製剤を注入をするか決める必要があります。
- 副作用が発生する可能性がある
- ボトックス注射によってまぶたが開きづらくなってしまう理由のひとつが、製剤の注入量です。
量が多くなってしまうと効果が出過ぎてしまい、筋肉の動きが抑制され、まぶたが開きづらくなってしまいます。
ボトックス注射を継続的に打つ場合は、前回の状況を担当の医師に伝えることで、注入量を調整可能です。
- まぶたが開きづらい恐れがある
- ボトックス注射を打ったことで稀に副作用が発生するケースがあります。
副作用は施術後の腫れや内出血、頭痛、アレルギー反応など多岐にわたります。
副作用は一定期間が経過すれば落ち着いていくのが一般的です。
しかし、副作用が落ち着かない場合は担当した医師に相談しましょう。
- 目の下の膨らみが目立ちやすくなる
- ボトックス注射の単位が多すぎると目の下の膨らみが目立ちやすくなる可能性があります。
また、注入する箇所がずれてしまうことも目の下の膨らみが目立つ原因です。
目の下の膨らみを目立たなくするためには、経験豊富な医師に施術を依頼しましょう。
ハナビューティークリニックでボトックス注射を
ボトックス注射を検討している場合はハナビューティークリニックにご相談ください。
ハナビューティークリニックでは厚生労働省が認可しているボトックスビスタを使用しています。
ボトックスビスタは先述のようにA型ボツリヌス菌毒素製剤を使用します。
数多くの施術に用いられているため、症例も豊富で安心してご利用いただけます。
また、施術前に入念なカウンセリングを実施するため、不安を解消したうえで施術に臨めるでしょう。
ボトックス注射は単位や目安を把握しておこう
ボトックス注射の単位の目安は、どの部位に打つかによって異なります。
ボトックス注射の単位が多すぎると一時的に表情が不自然になる、まぶたが開きづらくなるなどのリスクにつながりかねません。
そのため、豊富な経験を誇り、適切なカウンセリングを実施してくれる医師に相談しましょう。